勝山町並み保存地区

現代の「勝山町並み保存地区」は、かつての美作勝山藩の城下町として、また、高瀬舟水運の要所、出雲街道の宿場町として栄えた歴史をもっています。 この区域は、昭和60年に岡山県内で初めての「町並み保存地区」に指定され、伝統的な木造建造物群の補修整備が行われました。しかし、伝統は建物だけでなく、無形の伝統文化が今も住民たちの生活の中に深く息づいています。 通りの家々に天神様のお人形とお飾りが飾られる夏の「天神まつり」、喧嘩だんじりで知られる秋の「勝山まつり」といった古くから伝わる地域文化を基盤に、近年では「勝山のお雛まつり」「のれんによるまちづくり事業」が新たな文化として定着し、県内外から毎年14万人もの観光客が訪れる町となりました。