フサヒゲルリカミキリ

国内希少野生動植物種 環境省レッドリスト2020:絶滅危惧ⅠA類(CR)

    触角の長いカミキリムシ類のなかまで、大きさ16mm程度、体は全体に金属光沢のある紫藍~緑藍色で非常に美しい色彩をしています。

    名前の示すとおり触角にはよく目立つ「房ヒゲ」を生やし、食草はユウスゲ。


    大陸草原生のカミキリ(日本700種の中で食草が草本なのは10種)。現在蒜山は日本でも数少ない生息地ですが、蒜山でも特定の場所に少数しか生存していません。

    蒜山地域ではフサヒゲルリカミキリの生息地である草原維持のため、春にはボランティア団体「山焼き隊」によって山焼き、日本チョウ類保全協会により、個体数調査や保護活動が継続されています。蒜山自然再生協議会も日本チョウ類保全協会の協力を得ながら、個体数の増加につながるように初夏の草刈りを実施したり、餌となるユウスゲの苗に育成・草原への植栽を行っています。

    エリア
    蒜山
    ジャンル
    花・名木・動植物
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