【概 要】
現在は、観光地と知られる蒜山高原(ひるぜんこうげん)。戦時中は、日本陸軍最大規模の演習場として、戦車や砲弾を用いた大規模な模擬(もぎ)戦争、射撃、毒ガス実験など厳しい訓練が行われていました。現在も蒜山内に当時の遺跡がいくつか残っており、語り継がれるべき戦争遺跡を地元ガイドと巡る平和学習です。
●八束廠舎や地下壕、監的哨の見学
【見学概要】
砲弾の着弾を目視確認するための「監的哨」。演習では蒜山三座の中腹に向かって野砲(やほう)の射撃訓練が行われました。コンクリートなどで覆われた堅固な拠点「トーチカ」、攻撃の際には進軍の砦(とりで)となり、防御の際には銃口を向けて徹底抗戦する拠点です。敵の攻撃から身を守るための地下壕は、蒜山に2か所確認されています。
※「トーチカ」は、バスが入れない場所にあるため、大人数での見学は出来ません。