文谷さんの作品は、色を抑えた線描による表現です。時に細く繊細な線、時に太く大胆な線により構成される画面は、あまり構想を決めずに即興的に描かれていくそうです。
一方、松村さんは、線による下書きをもとに、主に木版によって色彩豊かな画面を作ります。版画は計画性の必要な技法ですが、温かみのある色彩と形が、自由な雰囲気を醸し出します。
対照的な二人の作品ですが、生命の息づかいに基づく線から始まる、という点で共通しています。
線から出発しながら、それぞれ独自の方向に発展していった二人の個性の競演をお楽しみください。
【会期中イベント】
[ワークショップ]
小学生からおとなまで入館料のみでご参加いただけます。
〇削ってカラフルドローイング
講師:松村 かおり氏
日時:5月3日(水・祝)10:00~12:00・30分間隔で4回実施
定員:各回10名(要予約)
〇みえないドローイング
講師:文谷 有佳里氏
日時:5月3日(水・祝)14:00~16:00の間で随時受付
※予約不要
[アーティストトーク]
日時:3月18日(土)14:00 ~(60分程度)
予約不要・入館料のみにてご参加いただけます。
[学芸員によるギャラリートーク]
日時:4月22日(土)14:00~
6月11日(日)11:00~
各回40分程度で予約不要・入館料のみでご参加いただけます。
[公開制作]
日時:5月1日(月)10:00~16:00
5月2日(火)10:00~16:00
予約不要・入館料のみでご見学いただけます。