持続可能・循環型社会って?

ツアーがきっかけで移住しました

  • 銘建ホールディングス株式会社
    松原 瑞浦さん

    出身:東京都
    東京の大学工学部卒業→大阪の中堅メーカーに就職→2015年移住転職→2020年3月まで在職→2020年4月に銘建工業本社へ異動

    「里山資本主義」を読んで真庭市の取り組みを知りました。2014年バイオマスツアーに参加して、この地域の可能性を感じ、ここで働きたいと思うようになり、Iターンしました。
    現在はバイオマス発電所で視察ガイドと総務の担当です。
    今は、もっと勉強して、木質バイオマスの供給源としての林業とさらに連携して地域エネルギーの電力供給を実現させたい。
    これまで全く縁のなかった土地なので、学生時代の友人には驚かれますが、大企業と違ってゴールを自分で探せる仕事に魅力を感じています。
    理系女子が就職でもっと地方の情報にアクセスできる方法もあればいいと思います。
    欲をいえば皆で夢を語り合えるしゃべり場がほしいかな。

  • 真庭木材事業協同組合
    藤井 瑞穂さん

    出身:岡山県倉敷市
    県立高校教諭(物理)→2015年移住転職

    高校教師を26年間。2014年バイオマスツアーに参加し、真庭の取り組みに将来性と情熱を感じました。特に木質発電は、出来上がってからではなく、稼働し始めるところから関わりたいと熱望し、定年10年前に教師を辞めてIターンしました。専門が物理なのに再生エネルギー志望というのは変かもしれません。安定した公務員からの転身は家族には晴天の霹靂で妻は寝込み、子供たちも最初は賛成ではありませんでしたが、県内なので週に2回は朝のゴミだしをしに帰り(笑)今では理解してくれています。山仕事の研修を経て現在は組合の総務と集積基地見学の説明を担当しています。
    誰でも収入にとらわれがちですが幸せの価値をどこに置くかだと思う。次世代に森林とエネルギー環境を引き継ぐシンプルな生活の満足感、単に職業を変えるのではなく、『日々の生活・生き方を変えたい』という希望が叶いました。

  • 真庭市役所
    富永 翼さん

    出身:北海道苫小牧
    国家公務員(農業土木職)→環境省へ出向自然再生担当→2016年真庭市役所職員に転職 移住

    環境省勤務の頃、バイオマスツアーと連携した企画イベントの開催を担当したことがきっかけで、真庭に通うようになりました。全国の環境イベント企画する立場から、真庭の取り組みに関心を寄せていましたが実際に訪れて山の深さや川の美しさなど様々な魅力に引き込まれ、全国の中山間地域の発展モデルとなる可能性が非常に高いと感じました。イベント後の打ち上げで若い世代の地元を盛り上げようというパワーに圧倒され、いつの間にか仲間に入っていたという感じです。この地域のプレーヤーとして地域のために頑張っていきたいと思うようになりました。
    ここが故郷のような存在になり、地元出身の妻にも出会いました。私にとってはとても自然な流れで暮らしを楽しんでいます。

  • 真庭市役所
    吉鶴 尚美さん

    出身:山口県
    大学卒業後周南市職員10年→広島の学校で勉強→会社員→2012年真庭市職員に合格 移住

    人生3回目の就職活動は、出身地と同じ中国地方で、バイオマス事業の取り組みで印象に残っていた真庭市の採用試験を受けることにしました。初めて来たときから山並みや勝山の町並みの美しさと地元の人たちの親切さが心に残りましたが、実際に住んでみてその印象はかわりません。
    豊かな自然と季節の移ろいを確かに感じられるダイナミズムの中で、都市の暮らしに疲れていた自分が快復していくのを感じました。その思いを、公務員としては「真庭ライフスタイル」という生き方に定義しています。今は古民家を買い、定住しました。
    だれもが、個性と能力を伸ばし、どこにいても自分の人生を自分の手で作れるように応援していきたいと思います。

  • 銘建工業株式会社
    瀬﨑 景己さん

    出身:岡山県倉敷市
    岡山大学文学部卒業→2018年4月銘建工業本社へ就職

    真庭市には就職ではじめて来ました。大学では木材とは関係ない分野の勉強をしていましたが、“田舎”のイメージがある真庭市でバイオマスやCLTといった新しい取り組みを行っていることを知り、就職を決めました。今では真庭SDGs・バイオマスツアーの担当として木材の可能性や木を大切に使い切る取り組みをみなさんに紹介しています。木材のボリューム感や香り、木質空間の快適さなど、その場に来て体感してはじめてわかる魅力もたくさんあります。
    ぜひ、バイオマスツアーに参加して私たちの木造の事務所や木材工場にお越しいただき、木材のファンになっていただけたら嬉しいです。

新たな働き方がうまれました

  • 木工房もものたね
    元井 哲也さん、元井 真由美さん

    出身:真庭市
    県外の大学卒→鳥取で会社員→Uターン 真庭市交流定住センターコーディネーター→2015年移住転職→2019年3月まで在職→木工房もものたね起業

    家具工房を営む両親が関西からIターンで移住した真庭二世。大学、社会人と地元を離れた後、やはり故郷が好きで戻ってきました。真庭では職人、モノづくり、農業など複数の生業で生計を立てる若者が増えています。最近は本業(在住地)とサブワーク(休日移住)ができる生活にも関心が高まっていますが、真庭はそれが実現できる地域です。「ゆるやかに林業、農業に関わりながら地域とつながり、ゆとりある暮しをしたい。」その道一筋の生き方とは違った新たな価値観ですが、いろんなことができた昔の里山の人のような暮らしを見直したいと思います。
    2019年4月より、木のぬくもり、優しさに魅せられて、「木工房もものたね」を始めました。手元に木の小物があるとなぜか落ち着く。自分たちの作るものを“いい”と思って手にとってもらえる事が幸せです。 何十年も自然に育まれた木に、新たな“いのち”を吹き込んで、 再び何十年も可愛がっていただき、木工房もものたねの作品を手にとった人たちが笑顔になれますように。

  • 真庭木材事業協同組合 集積基地
    樋口 正樹さん

    出身:真庭市
    岡山で車の営業マン→2010年Uターン

    一度は真庭を離れ都会で車の営業マンとして社会人を楽しんでいましたが真庭のバイオマス事業が本格化した際、木材業に携わっていた父親からその可能性を説かれ、家族とともに地元に戻る決心をしました。大型車、重機免許、リフト免許等もそれから取りました。木材業界の仕事を自分が思っていた以上に好きになり、現在は、バイオマス集積基地で木材の仕入、集積管理、加工、販売など全ての業務に携わる毎日です。
    山と木材をもう一度価値あるものに変えたいという一心で日々試行錯誤しています。日本中の戦後植栽された木々が伐採する時期になる今、林業は大きな転換期を迎えています。また、エネルギー需要が高まる昨今はバイオマスも大きな転換期を迎えていると感じます。田舎は豊富な資源が身近にあり、いざとなれば電気が止まっても何とか暮らせる環境です。これを良しと考えるも悪しと考えるも、過ごし方次第と思ってます。豊富に資源がある真庭の地で、木材の仕事に就いてみようと思う仲間をいつでも歓迎致します!

  • 真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合
    山口 浩さん

    出身:真庭市
    大阪で大学生活→社会人でUターン→精密部品製造、医療現場など経験→湯原温泉街のBDF事業担当→環境リサイクル事業継続

    真庭市がバイオマス事業に取り組み始めたころ、使用済食用油による燃料(BDF)の製造に関わりました。主に温泉旅館や飲食店から回収した油で軽油に変わる車の燃料を精製するしくみを市内に広め、現在は、家庭からの生ごみ・し尿を原料とした、メタン発酵のテストプラントを運営し、安心安全なバイオ液肥(液体肥料)を普及させる活動をしています。ここ10年、市民の環境に対する意識も変わってきたと感じます。真庭のメインである木質循環とともに市民の暮らしからでるバイオマスを活用し環境ストレスのない循環型社会を構築するのが夢です。日々試行錯誤ですが、資源循環のしくみは廃棄物処理のコスト削減もでき、幅広い世代の仕事を創り、つなげられることに将来性を感じています。

  • 株式会社 HAPPY FARM plus R

    若い世代、女性の雇用を念頭に、地域の方とのコミュニティーを大切にし、皆様に愛される会社作りを目指しています。地元のバイオマス肥料も使用し、耕作放棄地の解消、福祉事業など社会貢献にも取り組んでいます。今後はイチゴなどの果物を生産し、社員が今までよりもっと“HAPPY”と思える会社にし、皆様にもその“HAPPY”を野菜や果物で届けていきます。生産者の方ともつながっていき農業を活性化できたら“HAPPY”ですのでどうぞお気軽に声をかけてください。一緒に明るい農業を目指しましょう。今後は今までの収穫体験を充実させ、直営販売(真庭市赤野地区でR5年秋予定)も開始していきますのでどうか笑顔でお越しください。スタッフ一同笑顔でお待ちしております。
    最後に真庭観光局様と真庭の観光を盛上げていき、真庭が“HAPPY”になれるよう頑張ります。

  • 株式会社グリーンフィット
    入澤 靖昭さん

    出身:真庭市
    県内で大学生活→Uターン→農業法人グリーンフィットを設立し代表。

    将来の目標が定まらないまま、就職にも迷っていました。その時、地元で農業の担い手不足解決のため、農業法人立ち上げ話が進んでいること知りました。元々、地元を盛り上げたいという気持ちは強かったので、戻る決意をし、卒業と同時に農業人生がスタートしました。天候に左右され計画通りいかないたいへんさも実感していますが、自分の仕事がすべて自分に返ってくるやりがいのほうが上回っています。今は野菜づくりに没頭する毎日です。生協やハンバーガーチェーンにもトウモロコシやレタス栽培で契約もでき多くの人に安心とおいしさを届けていると自負しています。若い世代に、工夫する農業の将来性を示したいと思います。堆肥で地域バイオマスを活用し、農業体験の子供たちの受け入れもしています。

地元を盛り上げています

  • まにワッショイ
    岡本 康治さん(旅館)、住田 明大さん(青果店)、鈴木 尚さん(豆腐製造)

    地元の商店主や会社や行政で働く人メンバーが、日々発生する地域の課題や頼まれごとを楽しくこなす集団「まにワッショイ」を2010年11月に発足させました。最初3名だった会も、現在メンバーは約60名。バイオマスツアーでもご覧いただく明治40年建築の木造校舎「旧遷喬尋常小学校」(国指定の重要文化財)は、昔の林業の隆盛と教育にかけた先人たちの思いを象徴する真庭のシンボルの一つです。ここでかつて給食に関わっていた人たちも加わって「なつかしの学校給食」を提供して人気を集めています。また古民家をメンバーが手作りで改装して子供たちの放課後の居場所の運営も始めました。みな本業を持ちながら地域を盛り上げるさまざまなことを試みています。地域の魅力はなんといってもそこに暮らす人だと思います。全国からの新しい仲間大歓迎です。

  • まにわ発酵’s
    河野 尚基さん(酢味噌製造5代目)、辻 総一郎さん(御前酒蔵元7代目)、
    落 昇さん(落酒造杜氏5代目)

    出雲街道に近く、城下町も有する真庭では旭川の軟水と備中川の中硬水という水の豊かさがあり古くから醸造業が栄えてきました。酒蔵、味噌蔵を引き継ぐ次世代と自家栽培ヤマブドウワインで評価の高いワイナリー、地元蒜山高原のジャージー牛によるチーズづくりなど新たに発酵に関わり始めた人たちが集い2012年「まにわ発酵’s」を結成しました。発酵は古来より受け継がれた元祖バイオマス活用といえます。水、空気、気候、微生物、農産物、伝統の技の好条件があいまって初めて安全でおいしい食べものができます。「日本酒、味噌、醤油、酢、ワイン、チーズ」これらの発酵食品を地元産で揃えられるということもまさに地域の豊かさだと思います。その強みと伝統を継承しながら新しい発酵文化も作りだしていきたいと思います。

  • コミュニティカフェ経営
    松尾 敏正さん

    出身:大阪
    飲食業→2014年地域おこし協力隊→移住起業

    地域おこし協力隊の隊長を経て、祖父ゆかりの地でもある真庭に移住しました。
    大阪では複数の飲食業店舗を経営していましたが今後の人生の優先順位を考えなおしたとき、家族と過ごす時間を大切にしたいと思うようになりました。2016年、江戸時代からの町並みを残す勝山で、大正時代の写真館だった古民家カフェ「ろまん亭」を引き継ぎ新規オープンさせました。
    飲食業の経験を活かし、地域の人たちが気軽に立ち寄れる、観光客の方々もゆったりした時間も過ごせる店をめざしています。いろんな人たちをつなぎ地域がますます賑やかになるような企画も常に考えています。古民家の良さは空間と非日常の時間につつまれることです。このカフェが、地域の未来をみんなで語り合う場になればいいなと思います。

  • 真庭市地域おこし協力隊

    真庭市地域おこし協力隊は、地域と行政が取り組む課題を連携させ、個人の能力やスキルを活かし、公益性のある活動に昇華させることを任務としています。
    現在も防災、自然再生、子どもの居場所づくり、音楽やカルチャー、そして真庭全体の魅力発信といった様々なジャンルで活躍する隊員がいます。
    任期は概ね1~3年。隊員同士の交流が盛んなこと、また地域の方々があたたかく受け入れてくれることもあり、任期終了後の定着率7割という数字は全国平均(6割)を上回ります。
    これは真庭が魅力的な場所であることの証だと思います。それに加えて、真庭の魅力は「人」だと感じています。ある協力隊OBも「人が観光資源だと自覚している市民が多い」と語っています。
    人と人との「つながり」をつくり、より魅力的な地域にする。地域おこし協力隊として、地域の声に耳を傾けて日々活動しています。

  • 観光地域づくりマネージャー

    私たちは、真庭地域で様々な事業や地域活動に携わり、それぞれの分野でリーダー、実行者として活動し、“住んでよし、訪れてよしの観光地域づくりにより、笑顔あふれる真庭へ”をビジョンとして、「住んでいる皆さんが自分の地域を愛し、誇りをもって暮らしているならば、自ずと誰しもが訪れたくなる」、そんな観光地域を目指し、取り組んでいます。観光とは、自然を見るだけ、施設に来るだけではなく、その地域に楽しく住んでいる人たちがいて、そんな真庭人たちに、会いたい、交流したいと思う地域外の人たちと繋がるような、取り組みを推進していきたいと思います。

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